皆さん、こんにちは。まさガジェご覧いただきありがとうございます。
CES2021にてASUSよりプロ向けモバイル液晶モニターが発表されました。他にも様々な商品が発表されていますが、今回はASUSプロ向けモバイル液晶モニター「ProArt Display PA148CTV」について書いていこうと思います。
プロ向けモバイル液晶モニターは過去にもASUSのProArtシリーズでは現在PQ22UCという、有機ELパネル搭載した21.6型ディスプレイは直販サイトで販売されていましたが、なんと価格600,000円という高価格。もちろん、価格にも見合った機能をモバイル液晶モニターとして完成させていたので仕方ありませんが、なかなか一般人には購入することのできない金額になってしまっていました。中華系のモバイル液晶モニターが多い中、有名メーカーからプロ向けのモバイル液晶モニターが出るのはうれしいですね。
image:ASUS PQ22UC https://www.asus.com/jp/Monitors/ProArt-PQ22UC/overview/
まずは、ASUSのProArtシリーズについて簡単にまとめていきたいと思います。
この記事の目次
ProArtシリーズとは
image:ASUS PA32UCX-PK https://www.asus.com/jp/Monitors/ProArt-Display-PA32UCX-PK/overview/
ProArtシリーズは、ASUSが手掛けるクリエイター向けの液晶シリーズになります。広い色域のカバー、高精度の色精度、出荷前キャリブレーションを実施しているハイクオリティの液晶モニターになります。簡単に特徴をまとめてみます。
特徴
- 広い色域をカバーしていること(機種にもよりますが最廉価モデル(ProArtでもsRGB 100%/Rec.709 100%をカバー、最上位モデルだとAdobeRGB 99.5%、DCI-P3 99%、sRGB/Rec.709 100%をカバーしています)
- CalMAN認証済の色精度(最廉価モデルでもΔE<2、最上位モデルだとΔE<1)
- 出荷前キャリブレーションが行われている
- ProArtプリセットという各モードを選択できる機能
- ProArtパレットという色調、温度、ガンマ値などをカスタマイズできる機能
- QuickFitという画面上にA4などの実際のサイズの枠線を表示できる機能
- ブルーライト軽減機能やフリッカーフリー対応
- VESA規格に対応し、最適な角度を保てるエルゴノミクススタンド
新製品「ProArt Display PA148CTV」について
image:ASUS PA148CTV https://www.asus.com/Displays-Desktops/Monitors/ProArt-/ProArt-Display-PA148CTV/
ProArt Display PA148CTVは、10点マルチタッチをサポートするフルHD14インチIPS液晶を搭載し、sRGB/Rec.709 100%の色空間、CalMAN認証済のΔE<2の色精度、工場出荷時のキャリブレーションが行われているプロ向けモバイル液晶モニターになります。
新機能として、ディスプレイ背面にある物理的なダイアルで、互換性のあるAdobeソフトウェアおよびMicrosoft Surface Dialコントロールと連携し、Adobeソフトウェアでは、画像のズームインやズームアウト、ブラシサイズや明るさの調整ができSurface Dialコントロールでは音量やスクロール操作などを実行することができます。
image:ASUS PA148CTV https://www.asus.com/Displays-Desktops/Monitors/ProArt-/ProArt-Display-PA148CTV/
また、Virtual Control Panelでは、サポートされているAdobeアプリケーションでダイヤルやスライダー、ボタンなどの機能をPA148CTV上で行うことができます。
接続ポートとしては、USB-Cポートが2基、micro HDMIが1基を搭載。また、自立可能なSurface proシリーズのようなキックスタンドを搭載し、三脚用の穴も備えております。キックスタンドではどうやら縦置きも可能みたいです。少し不安ではありますけどね。
image:ASUS PA148CTV https://www.asus.com/Displays-Desktops/Monitors/ProArt-/ProArt-Display-PA148CTV/
ディスプレイ | パネルサイズ:14インチ アスペクト比:16:9 パネルタイプ:IPS(ノングレア) 解像度:1920×1080 明るさ:300cd/m2 コントラスト比:700:1 最大表示色:1677万色 応答時間:5ms(GTG) リフレッシュレート:60Hz タッチパネル:静電容量式10点 |
オーディオ機能 | スピーカー:1W×2 |
I/Oポート | USB-C×2、microHDMI×1 |
寸法と重量 | 寸法:326.1×204.4×12.0mm 本体重量:0.74kg |
付属品 | キャリングバック マイクロHDMI-HDMIケーブル 電源アダプター USA-Cケーブル USB-C to Aケーブル USB C to Aアダプター |
個人的に気に入っている点
- 工場出荷時のキャリブレーション実施されていることによるクリエイター向けの安心感
- Adobeソフトウェアとの連携が魅力的であること
- USB-Cを搭載していること
- キックスタンドを搭載していることで自立が可能なこと
個人的に気になっているデメリット
- 色空間がsRGB/Rec.709 100%までしか対応していない点。Adobeソフトウェアとの連携が良かったのでAdobeRGBをある程度カバーしていてほしかった。
価格に関しては1/24現時点で不明ということで、良い価格を期待しています。
いかがだったでしょうか、これからも頑張っていきますのでよかったら、Twitterもよろしくお願いいたします。